発毛・育毛サロンで薄毛は治るか?

よく、「サロン」を病院と勘違いしている人がいますが、世の中にある、発毛・育毛サロンは医師が常駐しているような医療機関ではありません。しかし、なぜか人はサロンと聞くと、医療を提供してくれるところのようなイメージがあるようで、過度な期待を抱いている人も少なくありません。

そもそも、発毛サロン、育毛サロン、それぞれ明確な定義など存在しません。もっともらしく語っているサロンもありますが、あくまでその企業にとって都合の良いように定義しているだけです。

こうした発毛・育毛サロンでは何か医学的な裏付けのありそうな独自の施術が行われています。各企業が訴求しているのを聞くと、素人目には、さぞ効き目が高そうに思ってしまいますが、基本的には、頭皮を洗浄して、頭皮をマッサージして、育毛剤を塗り込むだけです。

もちろん、医療機関ではないので、薬を処方することはできませんし、注射することもできませんので、せいぜいできる事と言えば、外側をきれいにして塗り薬を塗ることくらいしかできないのです。

塗り薬にしても、先ほど話したような市販の育毛剤と実態は変わり映えしません。各企業は、さもすごい成分、新開発のどこにもない成分が入っているかのようにアピールしていますが、残念ながら事実ではありません。

マッサージも効き目は期待できません。確かに頭皮の血行は毛髪の成長に重要なファクターです。また、マッサージをすると頭皮の血行が良くなります。

しかし、マッサージの効果は、一時的なもので、発毛に至るほど長く持続しません。1日2-3時間やったとしても、施術が終わればその効果は速やかに消えてしまいます。

数多に蒸気を当てて毛穴を開かせるというような機械もありますが、これも効果が一時的で、血行が恒常的に良くなるほどの効果はありません。

ヘアブラシであたまをトントンと叩く育毛方法が言っときはやったことがありますが、血行が改善どころか、頭皮が真っ赤に傷ついてしまい、炎症を招くケースが続出したそうです。やめた方が良さそうです。

このような医学的裏付けのない処置では生えてくる保証はありませんが、その効果のはっきりしない施術には大変高額な施術費が設定されています。

客観的に見ると、なぜ、そんな、素人に毛が生えたような、市販の育毛剤と変わらないような施術に何百万円を払うのだろう?と思う人もいるかもしれませんが、それだけ薄毛の人の苦しみは深く、そうした心理に巧みに取り入ってくるのが彼らの手口なのです。